国産のパンチカード式Gm試験器です。
カード式試験器はHickokのもので有名ですが、国産は非常に稀だと思います。
パンチカードを差込んで読み取りボタンを押すと、ソケット接続と各部電圧、メーターレンジなどが自動に設定されます。
任意接続、任意動作点設定の試験機で、ソケットアダプターを併用すれば殆どの球に対応可能です。
P電圧は安定化電源内蔵で45~300Vの11ステップ、G電圧は+10~-99Vまで1V刻みで設定可能です。
試験カードは124種付属しています。
また、ガイドを使って孔を開けることでパンチカードの追加も可能です。
設計は昭和38年頃ですが、マイナーチェンジをして昭和40年代半ばまで製造されたようです。