備忘録もかねて、超三結アンプに便利な大型出力管をリストアップしてみました。
多量のPG帰還で特性を改善する超3極管接続は、出力管のGmとプレート損失がモノを言う世界だと思われる(私感)ので、
・相互コンダクタンス gm > 10000μ℧
・最大プレート損失 Pdmax > 20W
・シングルエンド構造(トップに電極が出ていない)
を基準にリストアップしました。
gmは当然動作点によって変化しますが、代表例の値を使用しています。
gm(μ℧) | Pd(W) | |||
---|---|---|---|---|
6GB8 | 20000 | 35 | ||
EL34(6CA7),EL60 | 12500 | 25 | ||
EL37 | 11000 | 25 | ||
EL156 | 10000 | 50 | ||
EL503 | 23000 | 25 | ||
KT55 | 20000 | 25 | ||
KT67 | 13000 | 22 | ||
KT77 | 10500 | 25 | ||
KT88 | 11000 | 35 | ||
KT90 | 14000 | 50 | ||
KT120 | 12500 | 60 | ||
KT150 | 12600 | 70 | ||
F2a,F2a11 | 14500 | 30 | ||
RS1003,SRS551 | 18000 | 60 | ||
S11E12 | 13500 | 28 | ||
6550 | 11000 | 35 | ||
7984 | 13500 | 20 | ||
8417 | 23000 | 35 |
並べてみると欧州管が圧倒的に多いです。
今では高価な球も含まれていますが、6GB8、KT120あたりは比較的コスパが良い(?)と言えそうです。
手持ちではEL503、RS1003あたりが面白い真空管なので、アンプを作ってみたいですね。(作るとは言ってない)