イントロ
昨年1月の記事で、3DプリントWaveguide(ウェーブガイド)を作るみたいなことを言いましたが、何となく飽きて放置していました。
一方でその間、スピーカー自作界隈はバッフルを3Dプリンタで作る人が出てきたり、あるいは海外ビルダーにも劣らないハイレベルな作例も出てきました。
下は2019年理科フェスで発表された、明治大学オーディオエンジニアリングクラブのMTMトールボーイです。(リンク許諾済み)
はぇ~すっごい特性…
3Dプリンターの導入
ところが最近、ご時勢柄自宅に引きこもる時間が増えたので、3Dプリンタを購入しました。
導入したのはFlashforge adventurer3です。
低価格定番の機種で、Twitterのフォロワーさんにも数人導入されている方が居たので購入しました。
FDM方式の3Dプリンターで、(時間さえかければ)なかなかの精度で印刷できます。
自分はド素人でしたが、モデルをスライサーにぶち込むだけなのでとても簡単でした。
Waveguideのプリントと評価
自宅で3Dプリントできるようになったので、さっそくWaveguideを印刷してみます。
普通のフィラメントのプラスチック臭い質感を避けるため、木質PLAを使ってみました。
完成
・径150mm、厚み28mm D2905/9700用
・プリント時間 16時間
・フィラメント代1500円(木質PLAはちょっと高い)
・シェルカウント10、0.18mm 100~60%可変レイヤ
・3Dインフィル充填30%
寸法精度はかなり高く強度も充分だと思います。
裏面にタップを切りましたが、しっかりネジ止めできました。
積層痕は多少ありますが、木質フィラメントのおかげで木目のような印象を受けます。
3Dプリンタが届いた翌日にプリントしたので甘い部分もありますが、もう少し設定を詰めれば充分実用になるんじゃないかなー、という印象です。
DMMなどのプリントサービスには及びませんが、試作やコスパを求める場合にはなかなか良いかなと思いました。