3Dプリンターの導入とWaveguideプリント

 

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イントロ

 

昨年1月の記事で、3DプリントWaveguide(ウェーブガイド)を作るみたいなことを言いましたが、何となく飽きて放置していました。

 

a116-113.hatenablog.com

 

一方でその間、スピーカー自作界隈はバッフルを3Dプリンタで作る人が出てきたり、あるいは海外ビルダーにも劣らないハイレベルな作例も出てきました。

 下は2019年理科フェスで発表された、明治大学オーディオエンジニアリングクラブのMTMトールボーイです。(リンク許諾済み)

 

ukai.hatenablog.com

 

はぇ~すっごい特性…

 

 

3Dプリンターの導入

 

ところが最近、ご時勢柄自宅に引きこもる時間が増えたので、3Dプリンタを購入しました。

 

導入したのはFlashforge adventurer3です。

低価格定番の機種で、Twitterのフォロワーさんにも数人導入されている方が居たので購入しました。

 

FDM方式の3Dプリンターで、(時間さえかければ)なかなかの精度で印刷できます。

自分はド素人でしたが、モデルをスライサーにぶち込むだけなのでとても簡単でした。

 

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Waveguideのプリントと評価

 

自宅で3Dプリントできるようになったので、さっそくWaveguideを印刷してみます。

普通のフィラメントのプラスチック臭い質感を避けるため、木質PLAを使ってみました。

 

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プリント中 沖ノ鳥島みたい

完成

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・径150mm、厚み28mm D2905/9700用

・プリント時間 16時間

・フィラメント代1500円(木質PLAはちょっと高い)

・シェルカウント10、0.18mm 100~60%可変レイヤ

・3Dインフィル充填30%

 

寸法精度はかなり高く強度も充分だと思います。

裏面にタップを切りましたが、しっかりネジ止めできました。

積層痕は多少ありますが、木質フィラメントのおかげで木目のような印象を受けます。

 

3Dプリンタが届いた翌日にプリントしたので甘い部分もありますが、もう少し設定を詰めれば充分実用になるんじゃないかなー、という印象です。

 DMMなどのプリントサービスには及びませんが、試作やコスパを求める場合にはなかなか良いかなと思いました。